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主要天体の位置 「おひつじ/天王星」

主要天体の位置 「おひつじ/天王星」

2010年6月6日から2019年3月6日まで

天王星は、黄道を一周するのに84年かかります。天王星は、1サインに約7年ずつ滞在します。2010年5月28日から2010年8月14日まで、天王星は、短期間、「おひつじ」にサインインし、その後、過去7年間(2003年から2011年)滞在した、「うお」に戻ります。2011年3月12日、再び、「おひつじ」にサインインし、2018年5月16日、「おうし」にサインインするまで、滞在します。

衝動的、闘争的、先駆的な活動を象徴する「おひつじ」の中に、改革、革命を支配する天王星があって、非常にダイナミックに展開することになります。天王星の「おひつじ」へのサインインは、行動の前触れです。実際、物事は、急速に進み、おそらく、本質的に保守的な多くのひとにとっては、早すぎて困惑することになるでしょう。

ここで、こういう疑問が生じます。これらの変化は、何らかの意思決定された選択によるものなのか、あるいは、素早く行動しなかったために、世界中で問題が起こったことによるものなのか、と。ここで、もっとも興味深いことは、過去200年強の間に起こった、三つの大暴落との関係です。1761年から1762年、イギリスの株価は、長期サイクルの底値をつけました。また、1842年に、イギリス、アメリカ両国の株価は、1834年から1835年の当時の史上最高値から、約80パーセント下落して、底値をつけました。また、1929年には、ウォール街大暴落が起こり、底値の段階では、株価は平均89パーセント下落しました。この、各期間、天王星は、いずれの場合も、「うお」22度から「おひつじ」22度の間に位置していました。これが、同じようにくり返されるならば、株式市場における、暴落の危機が、2017年までに到来するということになります。株式市場と経済は異なるものですから、経済が底を打つということではないかもしれません。しかし、そうなる危険性もあるのです。世界は、現在の経済危機の原因を排除するために必要な、苦痛を伴った犠牲を払わざるを得ないでしょう。この、占星術的見地からは必然的な事態を遅らせることができる魔法はありません。唯一、有効なトリックがあるとするならば、それは、歴史が示す通り、戦争、です。

「おひつじ」の天王星は、経済危機を解決しようとする、世界の指導者たちの認識不足、あるいは、無能さに対し、民衆に、怒りとフラストレーションの声を上げさせるでしょう。政治家が、失敗に終わった経済政策から、民衆の目を逸らさせる方法は、第一に他の相手を非難することであり、第二に政治家の政策や考えに同調しない社会の一部分を非難することであり、最終的には、他国を非難することなのです。「おひつじ」の天王星は、衝動的、かつ、対決的な行動へとひとびとを導きます。

天王星は、突然の、予想外の行動を表します。それは、奇襲、不意打ちのようなものです。「おひつじ」、そして、その支配星である火星は、国の軍事、および、戦闘体制と関連します。天王星は、近代的なテクノロジーを支配し、「おひつじ」は火器や武器を支配します。冥王星、つまり、破壊の脅威は、「おひつじ」の天王星とスクエア(90度)になります。これは、テロリスト、あるいは、ならず者国家が、大量破壊兵器を手に入れる危険性を示唆しています。現在、イランや北朝鮮に対して、核兵器製造の疑惑が持ち上がっていますが、この懸念は、現実的なものかもしれません。「おひつじ」の天王星が、「やぎ」の冥王星に対して、2012年から2015年の間、スクエア(90度)を形成するからです。天王星が「おひつじ」にサインインした2010年現在、その危険性は現実味を帯びたものとなっています。

「おひつじ」の天王星は、行動すべき時であることを示しています。それは、自発的な選択によるものか、情勢によるものかのいずれかでしょう。この時期にとられる行動は、その後の将来を決める可能性が高いでしょう。天王星は、将来をも支配する天体だからです。2010年から2018年までの間に多くのことが起こり、それが人類発展の道筋を変えることになるでしょう。それは、人類の歴史上の重要な転換点となるでしょう。最良の場合、驚くべき科学上、技術上の発見がなされ、大きく進歩するでしょう。それは、政府、経済界の指導者たちが、強い行動力によって、経済危機を解決するタイミングになるでしょう。ただし、経済が完全に回復するには、その後、数年を要するでしょう。最悪の場合、強者だけが生き残ることになるかもしれません。その場合、知性は何の意味も持たず、暴力のみが物事を支配します。弱者いじめであり、そこから戦争へとつながっていくかもしれません。「おひつじ/天王星」の挑戦は、ひとびとが自分の仕事に戻り、経済を再び成長させ、政府の自信を強めて、地球上の平和を維持すること、そこに尽きます。

最悪の場合、世界の負債から生じた危機の解決に必要な政治、経済改革が失敗に終わり、集団的なフラストレーションと怒りが高まり、大戦争につながるかもしれません。テロリストグループ、ならず者国家が、大量破壊兵器を獲得し、それを世界のどこかで行使すれば、戦争は簡単に始まってしまうでしょう。

「おひつじ」にサインインする天王星は、その行動によってエキサイティングな時を示します。それはまた、非常に恐ろしいことでもあります。それは、指導者たちに、直情的、衝動的でなく、成熟した賢人であることを望むことです。そして、大衆の利益のために行動を起こすことでもあります。それは、「おひつじ/天王星」のポジティブな面でもあります。

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