主要天体の位置 「やぎ/ノースノード」
主要天体の位置 「やぎ/ノースノード」
2009年8月22日から2011年3月3日まで
月のノースノード(月節)は天体ではありません。これは、仮想の感受点であり、太陽の軌道に見えている黄道と、月の軌道である白道の交点のうち、昇交点、あるいは、北節をノースノード、あるいは、ドラゴンヘッドと呼んでいます。この感受点は、社会占星術や金融占星術にとっては、重要なファクターです。月のノースノードが、黄道上のカーディナルポイント、たとえば「やぎ」「てんびん」「かに」「おひつじ」の0度を通過するときには、特に重要です。真のノースノードは2011年3月3日に、「やぎ」の0度を通過します。2010年を通して、月のノースノードは、「やぎ」の後半の度数21度から、初期の度数2度へと動きます。
「やぎ」は、ビジネスと不動産を支配します。不動産は、月のノースノードが、「みずがめ」あるいは、「やぎ」の3度に位置するときに、最安値をつける可能性があると言われています。実際には、住宅価格は、「みずがめ」から「やぎ」まで、そして、「いて」、あるいは「さそり」の中心のどこでも、最安値を更新するでしょう。これをもとに考えると、経済のもっとも困難な時期は、「みずがめ」15度から「さそり」15度の期間であると言えます。それは、2008年10月から2013年7月までの時期です。住宅価格は、月のノースノードが「おとめ」を通過するときも、低落したままでしょう。この状態は、2017年5月に終了します。
その後、ノースノードは、「しし」に入った後、「おうし」に向かいます。この期間は、歴史上、株価と住宅の価格が上昇するため、住宅所有者は繁栄することになります。
住宅価格は、2011年3月の前後30カ月以内に最安値をつけていると考えられます。なかでも、2010年11月は、非常に注目すべき時期であると言えます。それは、アメリカ合衆国では中間選挙の時期に当たりますが、それだけではありません。この時期、月のノースノードが、ほとんど1カ月間、冥王星と、0度の位置にあるからです。それは、すべて、経済、負債、税金と関係しています。難しい選挙戦のシーズンであり、暗い部分が露呈する可能性が高いでしょう。