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主要天体の位置 「やぎ/冥王星」

主要天体の位置 「やぎ/冥王星」

2008年1月26日から2024年11月20日まで

冥王星は、金銭を示す天体のひとつです。冥王星は、他人の金銭を扱います。あなたが、誰かの金銭をコントロールするとき、それは、負債となります。つまり、私が、あなたの金銭を運用するため、あなたの金銭を借りていることを意味するのです。冥王星は負債を支配し、かつ、機関投資家と証券会社が、負債を保有することを表します。したがって、冥王星は、銀行、ブローカー、証券、ボンド、ローン、約束手形等を支配します。これらの機関は、すべて、ビジネス上の金銭の貸借と関連しており、後日、金利を付けて返済することが約束されています。「やぎ」はルール、法律を作ることを支配します。それは、政府、大企業という立場を示しており、金銭の交換に影響を与えます。

冥王星(負債)が、「やぎ」(政府、大企業)に滞在中は、金銭を扱う場、例えば、銀行、投資会社と、政府が、一体化する傾向にあります。それが、良い方向へと進むのか、悪い方向へと進むのかは、彼らの行動や、相互に与える影響の種類によるのです。しかし、相互に密接に混ざり合うと、利害の対立が起こります。それは、政府、金融機関、企業の間で、腐敗が生じることを意味しています。したがって、「やぎ」の冥王星は、腐敗が伝染して、社会に災害をもたらすことになります。企業と政府が、大衆に奉仕するという、当初の役割に戻る前に、この腐敗は、一掃される必要があります。

冥王星が支配するもうひとつの要素は、税金です。これも、ある意味では、他人の金銭と言えるでしょう。この、他人の金銭は、税金を徴収されるひとたちの生活を向上させるために使われます。政府自身は、企業や銀行を国有化しない限りは、金銭を生みだすことはできません。冥王星が「やぎ」に滞在すると、通常、政府が銀行や大企業を国有化することが、非常に現実的なものになります。実際、冥王星が「やぎ」に滞在中に、それが具体的に明示されることになるでしょう。政府は、納税者の金銭、税金を使って、国の安全、少なくとも、経済上の安全を脅かすような企業や銀行を支配下に収めることになるでしょう。

冥王星が「やぎ」に定着してくると、企業と、金融の世界を分離するラインは少しずつ消滅していくことになります。なぜでしょうか。それは、負債の影響のためです。負債は、ひとの生涯の貯蓄、そして、そのひとの人生そのものを失わせる恐れがあるのです。このように、金融上の安全、そして人生が脅かされるとき、冥王星の性質が、より、明らかになります。

冥王星は、死、および、終結の脅威を支配します。また、すべてを失って、やり直すことへの恐怖を支配します。冥王星は、さらに不吉な表現で言えば、個人の意志に反する力を支配します。それは、他人に対する、より大きな力を持ちたいという欲求の表れです。より強い権力を手にして、他人の生命をコントロールしようとする風潮の出現を意味します。権力への渇望は、権力を手に入れようとする際に障害となるものを排除しようとします。「やぎ」は、政府と権威を支配するので、世界の指導者たちが、権力と支配を求めて、妄信的に突き進んでも不思議ではありません。彼らは、国の法律や憲法を変えようとし、そのための、より強い権力を手に入れようとします。それに反する、社会、組織は、直ちに、ビジネスから追い出されるでしょう。それらを明るみに出そうとする個人は、社会的に、あるいは、事実、抹殺される危険性があるのです。

彼らの支配下での助命を願うひとは、彼らの栄光のために、進んで犠牲になる必要があるでしょう。世界中ではないにせよ、若者たちは、その地域の指導者たちの権力と権威を高めるために、徴兵され、軍事的な訓練を受けることになるかもしれません。ビジネス、主要メディア、金融市場も、権力に追従する個人も、このルールに従わなくてはならないでしょう。ルールに従わない存在は、政府に吸収されることになるでしょう。これは、「やぎ/冥王星」の、暗黒面です。政府や銀行は、金銭を創出した大衆をコントロールするために、その金銭を使うことになるのです。

指導者たちは、法律を歪め、職を汚し、世界を自分の都合のよいように構築し直します。民衆は、それに仕えるか、でなければ、消え去るかです。金融危機の悪夢と、金銭への渇望と、権力への飢餓感とに苛まれた暴君たちは、冥王星が「やぎ」の初期の度数に位置しているとき、その姿を現します。そして、「やぎ/冥王星」の16年間を通じて、その姿を見せつけます。冥王星が「やぎ」を去り、人道的なサインである「みずがめ」に入るまで、その影響は残ります。

冥王星が「やぎ」を通過する(2008年から2024年)過程で、腐敗が明らかになり、大衆は権力を取り戻すために、立ち上がるでしょう。ひとたび、底まで行き着いたならば、カーディナルサイン(おひつじ・かに・てんびん・やぎ)は、改革、再建、再生が始まるときでもあります。これは、冥王星の力のポジティブな面です。すでにつまずいたか、否定されたことを反転させて、改革する力です。そのひとのルーツや、最初の意図に戻りたいという衝動です。正しい、個人的な権利を再び求めることです。

「やぎ」では、名誉、誠実、信頼性という、強迫観念に置き換わります。冥王星の「やぎ」へのサインインは、まず、不誠実で、信頼できないひとたちの権力の強化に悩まされます。次に、不誠実、利
害の対立、腐敗の暴露に至ります。「やぎ」の特質、カーディナルサインの行動パターンは、その意図と説明責任を要求します。冥王星は、ひとの行動の裏にある、なぜ、を明確にするように求めるからです。「やぎ」は、正義のサインであり、ひとつのことが得られると、そのひとつを受け取ります。しかし、冥王星は、権力を濫用した人物の追放を求める天体です。冥王星が、「やぎ」の初期の度数に位置する時、権力を渇望する指導者たちは、処罰されるか、投獄されるか、暗殺される危険性があるのです。

「やぎ/冥王星」の時代を総括すると以下の通りになります。

不誠実と腐敗が暴かれ、一般人の犠牲で利益を得たものが、容赦なく、権力の座を追われます。政府の要人が、企業や金融界のリーダーたちと密接に絡み合うと、利害の対立が起こり、腐敗を呼び、究極的には、断罪されます。改革の目的は、この共謀を阻止することであり、そのために、新たな法律が作られます。しかし、「やぎ/冥王星」の道徳的な面は、名誉と清廉潔白のもとで、常に行動することを求めます。もし、不名誉な行動をすれば、その結果、人生が破滅することになります。企業、銀行、政府が、一般人・納税者の金銭を取り上げて、合意のないままに使うならば、結果は困難なものになるでしょう。政府の指導者たちは、面目を失い、役職から排除されるでしょう。企業、金融界の指導者たちは、公衆の面前で面目を失う危険性があるでしょう。汚職にかかわった人物は、贈収賄の罪で、厳しく処罰されるでしょう。

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