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強力なアスペクト 土星/冥王星

2010年の強力な天体のアスペクト 土星/冥王星のスクエア

土星/冥王星のウェイニング・スクエア 
2009年11月15日から2010年8月21日まで

これは、32年から37年の土星/冥王星サイクルの、最後の4分の1(270度)の位相です。サイクルの最後の位相は、そのサイクルの土台の目的が完成したところです。したがって、次の新しい土台作りの計画を始める必要があります。この新しい土台は、コンジャンクション(0度)の前後から始まりますが、暦の上では、2020年1月ごろから始まることになります。現在は、これら二つの天体の間の、ウェイニングフェイズの中間点でもあります。

すなわち、現在は、180度のオポジション(2001年8月6日から2002年5月26日まで)と、0度のコンジャンクション(2020年1月13日)のちょうど中間点(270度)なのです。ウェイニングの原則が最強になるのは、まさに、現在なのです。

土星/冥王星サイクルの、それぞれの局面は、経済サイクルの成長と収縮に合致しています。土星/冥王星の会合周期は、32年から37年の間隔です。それは、ワッシングの状態から始まります。つまり、両惑星が重なり合った状態(0度)から、日々、土星は冥王星から離れ始めて、その16年から20年後にオポジションになります。この土星/冥王星のサイクルの0度から180度までの状態を、ワッシングフェイズと言います。その時期は、通常、経済成長と関連しています。コンジャンクションの前後18カ月以内に、通常、経済は低迷します。負債は、比較的多く、金利も高く、経済成長率は低迷しています。それは景気後退とも言え、いずれにせよ、景気後退の状態に近いでしょう。信用は、タイトです。しかし、金銭の流れは、コンジャンクションの後、ワッシングフェイズがスタートすると緩み出します。経済を刺激するために、金利は下がり、信用は拡大し始めます。税金は引き下げられ、新しいビジネス、特に、小企業が誕生します。より多くのひとびとが雇用されるので、より多くの税収が政府にもたらされます。これは、政府の負債の返済に役立ちます。

前々回の土星/冥王星サイクルのワッシングフェイズは、1947年8月11日から1966年2月19日まで続きました。前回の土星/冥王星サイクルのワッシングフェイズは、1982年11月8日から2002年5月26日まででした。

この事例では、大部分の資本主義的な西側経済は不況から脱出し、大繁栄の時期に入りました。第一のケースは日本では、戦後の経済復興と、朝鮮特需による神武景気の時期にあたります。アメリカ合衆国では、この時期、ダウ平均は6倍以上上昇し、オポジション形成の前後に史上最高値をつけました。第二のケースは、日本では前半に空前のバブル景気を経験します。バブル景気は崩壊しましたが、2002年は、第一次小泉内閣が2年目を迎え、経済回復が信じられていたころであると言えます。また、EUの域内通貨がユーロに統一されたのもこの時期です。アメリカ合衆国においては、ダウ平均は、1982年の安値から2002年の高値までに、14倍になりました。

土星/冥王星サイクルのウェイニングフェイズの16年から20年は、オポジションの直後から始まります。典型的なケースでは、経済成長サイクルは、このオポジションの前後18カ月以内にピークをつけます。財政は予算超過により赤字に戻ります。これは、通常、政府の過剰支出によるものです。これを返済するために、より多額の金銭を政府は求めます。つまり、税金を引き上げる傾向があるのです。これは、経済に対してネガティブな結果をもたらします。一般大衆は支出するための金銭が減少し、企業は新しい従業員を雇うための金銭が不足するからです。企業は、間もなく従業員を解雇し始めます。失業者が増加し、税収は減少します。企業が倒産し、個人の支払い不能な負債が増加します。経済は停滞します。景気後退がより鮮明になり、長期間続くことになるからです。経済上の利益、市場の利益が得られる期間は、ますます短期間になっていきます。この下降サイクルは、現在の、2001年から2020年までの時期にあたります。このサイクルは、1966年から1982年にも出現しました。ドルショック、オイルショックの時期は、この期間に相当します。

この土星/冥王星のウェイニングフェイズ(2001年から2020年)のうち、現在の状況は、ウェイニングスクエアと呼ばれ、二つの天体が形成する角度は、270度になります。このスクエアは、2009年11月15日から2010年8月21日の間にタイトな位置を形成します。この期間の土星/冥王星サイクルは、もっとも挑戦的な配置と言えます。

これが、負債、税金、政府の支出超過の問題、政府・金融機関・企業の間の争いが生じるという推測の、占星術的な根拠となっています。

2010年、ウェイニング・スクエアの状態において、企業の幹部による補償、私企業への政府の介入の問題が取りざたされることになります。過去の土星/冥王星のウェイニングフェイズのときと同様の政策が実施されるならば、2010年8月から、2020年1月までは、前回のウェイニング・スクエアからコンジャンクションになった、4分の1フェイズのスタート時と同様の結果がくり返されることになります。この場合、増税、政府支出の増大、政府の負債の増加等で、経済は一段と悪化することになります。この破滅的な経済のトレンドは、2010年にピークを迎えて終了するか、そうでなければ、2020年までに、対処されることになるでしょう。

歴史がくり返されるならば、後者の危険性は極めて高いと言えます。しかし、それは、確定したものではありません。2010年の行動が、今後10年間の流れを決定するでしょう。

政府が、個人に対する課税を増大させることで、税収を増やすという誘惑に抵抗することができれば、中小企業の、より多くの雇用を可能にし、結果的に、税収に貢献することができるでしょう。政府が、増税の誘惑に負けた場合、失業は引き続き増加し、より多くの企業が市場から消え去り、個人の負債も増加の一途をたどるでしょう。

経済の健全化は、経済が回復するまで、政府が支出を最小限に抑えることで可能になります。

しかし、政府の指導者は、それを実行するだけの、不屈の精神を持っているでしょうか。また、一般大衆は、これを実行する指導者を支持するでしょうか。おそらく、支持しないでしょう。

しかし、これらの選択の成否も、2010年には、まだ、はっきりとはしていないはずですが、2011年以降には、はっきりすることになるでしょう。

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